やっぱり邦画好き…[映画鑑賞感想Blog]

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こちらのJUGEM版やっぱり邦画好き…は、過去ログです。
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『 晩春 』
やっぱり邦画好き…の、小津安二郎の味… No.03

映画 『 晩春 』 1949年:日本
監督:小津安二郎 脚本:野田高梧 小津安二郎
【キャスト】
笠智衆 原節子 月丘夢路 杉村春子 青木放屁
宇佐美淳 三宅邦子 三島雅夫 坪内美子
桂木洋子 谷崎純 高橋豊子 紅沢葉子

公式サイト


(ものがたり)
曾宮周吉は娘・紀子と二人暮らし。婚期を逃がしかけている娘に周吉は心配しきり。
父親の不便を考えて嫁がないのでは、と。父の再婚相手と目される女性の登場で不機嫌に
なる紀子。周吉は「娘がいると再婚のじゃま」と嘘を言い、ついに紀子は結婚に踏み切る。
(松竹HPより)




【 感 想 】

オープニングの北鎌倉の風景が洒落ていて、この時点で引き込まれてしまいます。
親子愛がとても良く表現されている映画だと思います。父親として娘のことを
思い嘘をついてまで嫁がせようとする姿、そして2人暮らしで自分が嫁いだ後の
父のことを思いなかなか嫁ごうとしない娘…。
この「晩春」の面白みは、父にたいする娘の嫉妬心が見事に描かれている所ですね。
まるで父と恋人のギリギリの線の存在で描いているところにいい意味での嫌らしさも
感じます。その様を原節子さんが見事に表現しているところが見ていてスゴイと
思います。セリフなきシーンで心の描写を一番感じ取ることが出来ます。

それとこの映画のコミカルさを杉村春子さんの演技で盛り上げています。
ガマグチネコババのシーンなど、爆笑ではありませんが、自然な面白さがあります。

小津監督の作品をいくつかみていると笠智衆さんの「そうかい」というセリフが
耳に残ります。最近、自分も年取ったせいか、すごく歳が離れた年上の方と付き合う
ことが少なくなってきたせいか、この「そうかい」というセリフがやけに印象的です。

そしてこの「晩春」のラスト付近での笠智衆さんのセリフ。「幸せになるんだよ…」
というセリフが父親が嫁ぐ娘に対する愛情がたくさんこもった優しさが伝わります。
でもその反面、淋しさも伝わってくるのが切ないですね。

「晩春」は親子の愛情が描かれている映画ですが、ひっそりとロマンス的な要素も
含まれている映画ではないかと感じます。

















  
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『 東京物語 』
やっぱり邦画好き…の、小津安二郎の味… No.02

映画 『 東京物語 』 1953年:日本
監督:小津安二郎 脚本:野田高梧 小津安二郎
【キャスト】 笠智衆 東山千栄子
原節子 杉村春子 山村聡 三宅邦子 香川京子 東野英治郎 中村伸郎
大坂志郎 十朱久雄 長岡輝子 桜むつ子 高橋豊子 安部徹 三谷幸子
村瀬禪 毛利充宏 阿南純子 水木涼子 戸川美子 糸川和広 遠山文雄
諸角啓二郎 新島勉 鈴木彰三 田代芳子 秩父晴子 三木隆 長尾敏之助
公式サイト


(ものがたり)
尾道から老夫婦が上京し、成人した子どもたちの家を訪ねる。
子たちは歓迎するが、いつもいい顔ばかりしているわけではない。
夫婦は子たちに軽い失望を感じる。
結局いちばん親身になってくれたのは戦死した次男の未亡人だった。
子たちに丁重に感謝して老夫婦は田舎に帰るが、老妻は急死する。

2002年、イギリスの映画雑誌「サイト・アンド・サウンド」で世界の映画批評家からも
映画史上5位に選ばれている。
(松竹HPより)




【 感 想 】

老夫婦が尾道から子供たちが暮らしている東京に列車で一晩かけて訪ねてきた時の
東京は近いと思った気持ち、そして滞在期間が終わり尾道に帰っていくときに、
東京は遠いと思った気持ち、それは子供たちが老夫婦に対する心配りによって違った
気持ちになる。そんな中、次男の未亡人が本当に老夫婦に対する気配り、心配り、
気遣い、心遣いを見せてくれる。奥ゆかしさも漂い「心」という目に見えない、
大切なものが映画を通して伝わってきます。

家族が集まる風景は子供の頃の記憶を呼び覚ましてくれます。物語の前半の子役が
とても印象的、勉強をする、、そして家族ででかける、、子供の心躍る描写も見所。
見ていてふと思ったのは、勉強するときに部屋の中でも学生帽?を被ったまま勉強
している姿。見た瞬間に今の時代ではあまりないこの風景に違和感を感じたのですが
後で思えば、この帽子を被って被って勉強するという姿に昔の子供の勉強に対する
喜びをも感じます。

両親が来ることに対してイヤではないけど、あまり快く思わない息子、娘夫婦たちの
描写も面白いし、尾道に帰った後、母親が危篤だという連絡を受け、喪服を用意する
心情も考えさせられる。ただ次男の未亡人だけが用意していなかった、この「心」に
本当の優しさを感じれます。















  
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『 秋刀魚の味 』
やっぱり邦画好き…の、小津安二郎の味… No.01

映画 『 秋刀魚の味 』
1962年:日本
監督:小津安二郎 脚本:野田高梧 小津安二郎
【キャスト】
岩下志麻 笠智衆 佐田啓二 岡田茉莉子 三上真一郎 吉田輝雄 牧紀子
中村伸郎 三宅邦子 東野英治郎 杉村春子 加東大介 北竜二 環三千世
岸田今日子 高橋トヨ 浅茅しのぶ 須賀不二男 織田政雄 菅原通済 緒方安雄
公式サイト


(ものがたり)
年頃の娘をもつ父親が中学時代の恩師と昔は憧れたそのお嬢さんの孤独な晩年に接して
がくぜんとし、あわてて娘の縁談に熱心になる…。(松竹HPより)




たまに昔の映画がふと見たくなる時があります。やっぱり邦画好き…としては、やはり
小津安二郎監督の作品が見たくなる。何が良くて、何処が良いのか、正直理論的には
私はうまくいませんが、とにかく見ていて“ホッ”とします。特に邦画でヒット作を
見た後はふるーい映画を尚更見たくなります。
現在活躍されている監督、海外の監督らにも影響を与えています。
そんなことで「やっぱり邦画好き…の、小津安二郎の味…」というカテゴリを作って
みました。不定期ですが小津安二郎監督の作品をご紹介していこうと思います。
感想はいつものように簡単さっぱりです(^^;

【 感 想 】

小津安二郎監督の遺作となった「秋刀魚の味」。ほのぼの楽しめ、そして年老いて孤独に
なっていく父親のせつなさが伝わってくる映画です。父親の同級生との会話、長男夫婦の
会話、娘の縁談話のエピソードなど、楽しめました。特に長男がゴルフクラブを欲しがる
気持ちの表現には笑わせてもらいました。男っていくつになっても子どもだなと思わせる
演出がとてもお気に入りです(笑)
娘の縁談話の展開はちょっと急ぎ足気味の展開なんですが、それでも十分楽しめました。
小津監督の作品は淡々としているというイメージがありますが、この秋刀魚の味は
まったくそんな感じはありませんし、あっという間にラストまで話が進んで退屈さも
感じることもないです。
見終えて日にちがたっても面白さが心に残っている作品です。なんてことない話なんです
けどね。。。これが小津安二郎監督作品の魅力かも知れません。















  
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