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映画 『 夜のピクニック 』 [試写会鑑賞]
2006年:日本 【2006年9月30日公開】 [ 上映劇場 ]
監 督:長澤雅彦
脚 本:長澤雅彦 三澤慶子
原 作:恩田陸 「夜のピクニック」
恩田 陸 夜のピクニック
[ キャスト ]
多部未華子
石田卓也
郭智博
西原亜希
貫地谷しほり
松田まどか
柄本佑
高部あい
加藤ローサ
池松壮亮
みんなで、夜歩く。
たったそれだけのことなのにね。
どうして、それだけのことが
こんなに特別なんだろうね。
24時間夜を徹して80キロを歩き通す高校生活最後の「歩行祭」。
その一夜に起きた出来事は、まさに奇蹟だった…。
(ものがたり)
生徒たちは、夜目にも目立つよう全員が同じ白いジャージに
身を包み親しい友人と恋の話をしたり、将来への気持ちを
打ち明け合ったりして思い思いに一夜を過ごす。
そんな中、高校生活最後の歩行祭にのぞむ甲田貴子は、人知れず
一つの賭けを胸に秘めていた。3年間わだかまった想いを清算し、
前向きに生きていくための、卒業に向けた最後の賭け。
それは、一度も話したことのない同じクラスの西脇融に話かけると
いうこと。ただ「話かける」という簡単なことができない大きな理由が、
貴子にはあった。親友の美和子にも言わないで必死に隠し続けて
いた秘密・・・。歩行祭の直前、アメリカに転校してしまった、
もうひとりの親友杏奈は、貴子に手紙を送ってきた。
「去年の歩行祭の時に、貴子たちの悩みが解決するようおまじない
をかけた」と書いてある。貴子たち?悩み?おまじない?
杏奈は何が言いたいんだろう。私の秘密を、知ってるの・・・?
貴子は考える・・・。そんな貴子の様子を美和子は見守っている。
融は自分の周りのもの全てに対して怒っていた。
家ではいつも両親の雰囲気がおかしく、それが父の裏切りのせいで
あると知った時には、既に父は他界した後だった。葬式の時だった。
初めて甲田母子を見たのは・・・。
融と貴子の本当の秘密を知らない親友の忍は、甲田貴子をいつも
意識して、見てしまう自分は、甲田貴子のことが本当は好き
なんだろうから、今晩告白するべきだ、とけしかけてくる。
自分はそんなにいつも甲田を意識しているのだろうか?こんなにも
彼女の存在に苛立ちを感じているのに。
融は自分の整理できない気持ちを振り返っている。
足は棒になり、疲労は増す一方、ゴールまではまだまだ遠い・・・。
貴子は融に声をかけるタイミングがつかめない。高校最後の歩行祭。
もう一生1000人という大人数で、友人たちとこの道を歩く事は無い。
そんな時、意外な人物が歩行祭に乱入する。
そして、美和子の驚きの告白。クラスメートの梨香や千明、そして
高見など歩いているみんながそれぞれの心の中に大切に隠して
いる想い。24時間で80キロ、歩行祭は続いてゆく・・・・・。
(公式サイトより)
夜にピクニックってなんだかワクワクしますよね〜(^^) 特に
学生時代にこんなイベントって楽しそうですね。修学旅行より
なんだかいい感じです。特に“夜”ってのが魅力♪
長澤雅彦監督は私の好きな「青空のゆくえ」や「Love letter」
そして「はつ恋」の映画に監督や脚本、プロデューサーなどで
携わっておられる方なので、今回の「夜のピクニック」もとても
楽しみです。原作は2005年の第2回本屋大賞を受賞している
作品だということです。ちなみに第2位は「明日の記憶」、第6位に
「対岸の彼女」と映画化・ドラマ化されています。
2004年の第1回本屋大賞は「博士の愛した数式」でした。
キャストは「青空のゆくえ」「HINOKIO」、そして今度公開される
「ルート225」に出演している多部未華子サン。そして貫地谷しほりサン
、加藤ローササン、石田卓也サンなど若手俳優人が固めています。
(2006.2.15)
【 感 想 】
「青空のゆくえ」「卒業」のエッセンスが入っていて、長澤監督独特の甘酸っぱさを
感じれる私の好きな映画でした。
夜のピクニックというかわいいタイトルでありながら、内容の主はシリアス。
この組み合わせは意外性がありました。ラブストーリーとはちょっと違う微妙な
心情が描かれています。長澤監督+多部さんのコンビならではの独特の雰囲気が
漂っているのではないでしょうか・・・。
ただチョット、中だるみ感があるのと過剰演出が私は残念に思ったのと、ストーリーの
中心である異母兄弟というのが最初の段階でわかってしまうこと(公式サイトを見ると
完全にわかってしまう)は、映画の面白みが弱くなっていると感じました。
異母兄弟ということを見る者にあえてわからせておいて、歩行祭でどうやって話をする
ことができるか?そして真実を知っているのが誰なのか?知らない者たちの行動、
杏奈の“おまじない”の謎、西脇くんに対する女の子たちの恋する乙女心などに面白さ
の重点をおいているのかも知れませんが…。
それから、この「夜のピクニック」を感じたのは、歩行祭のスケール感を出すための
カメラワークがいいなと思いました。何千人ものエキストラの存在を十分に味あわせて
くれるカメラワークは、いままでの長澤監督の作品ではあまり味わえないものがあると
思いました。またスケール感だけでなく、学校という独特の雰囲気もとても良く伝わってきます。
いくつものサブ的テーマが歩行祭盛り込まれ絡んでいますが映画本体では各人物に対して
深く掘り下げて描かれていませんが、Yahooの動画サイトで「ピクニックの準備」という
予告を含めて10本のショートムービーが無料で配信されいているので、これを見ると
更に「夜のピクニック」を楽しむことができると思います。
でも私的には、ネット配信より、こういう内容も本編にうまく盛り込まれてネットで
見なくても映画を味わえるような構成の方が良いと思います。
ネットとのコラボは今後もっと増えるでしょうし、とても重要ではあると思いますが
映画本編でどれだけ楽しませるのが劇場で映画を見る映画ファンを楽しませる本来の姿
だと思うのですが・・・。
映画「夜のピクニック」はショートムービーも全てみて、映画の広がりを感じれる
映画だと思います。

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全然予備知識なく観たから結構楽しめましたよ。
確かにネタバレ状態じゃあんまり楽しめないかもしれませんね。
ショートムービーは途中まで観てたんですが、
公開終了しちゃったのもあるみたいですね。
コメントありがとうございます。
この映画はやはり異母兄弟である2人が歩行祭でどうやって近づくことができるか、そして周りの子たちの人間模様を楽しみ映画ですね。
Yahooのショートムービー公開終了してしまっているのがあったんですか〜、、それは早いですね(^^;
映画そのものも1日中かけてみんなで歩くという設定を上手く表現していて良かったと思います。
こういう映画は僕はすごく好きですね。
「ピクニックの準備」は僕はDVDを借りて観ました。遊び心もある作りでコチラも楽しめました。最近は商売が上手いですよね。
そういえば、試写会で舞台挨拶があったこと記事にUP
していませんでした(^^;
松田まどかさん、柄本佑さん、高部あいさん、近野成美でした。
残念ながら西原さんはいらっしゃらなかったです。
ほんと商売上手いし、劇場みて、ネットでみて、あれもそれも見ないといけないので大変ですよね〜
TBありがとうございました。
それぞれのキャラクターが爽やかに際立っていて、
とても清々しい気分で見ました。
「風景写真blog」さんからオジャマさせていただきました^−^
コメントありがとうございます。
だいじょうぶですよぉ〜(^^)
これからもよろしくお願いします。